カーボン素材のリサイクルと修理の現状と将来を聴きました

2018.09.18 Tuesday

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    今季最初の炭素繊維応用技術研究会

     

    先週、今季最初の炭素繊維応用技術研究会に参加してきました。

    昨年は出張で東海地方を離れていましたので不参加でしたが、今季は参加予定しています。

     

    開催場所は、ウインクあいち。

     

    講演は 2つで、

     

    1)航空機 CFRP工程端材より回収した高性能回収炭素繊維の現状と今後の展望

    2)航空機における CFRP部材の修理実例紹介と技術的課題

     

    でした。

     

    1)は、ELGカーボンファイバーLTD. 社の社長 Frazer Barnes 氏のお話で、ザックリいうと ELGカーボンファイバー社のリサイクルされたカーボン素材は優秀だよって話でした。

    ELGカーボンファイバー社は CFRP廃材をリサイクルして、カーボン素材を生産・販売している会社なのですが、各商品・導入例・現在取組んでいる業務の紹介でした。

     

    数年前、日本のカーボンのリサイクル業者の話を聞いたことがあるのですが、現在、ここまで進んでないでしょう(たぶん)。

    海外ではカーボンのリサイクルは進んでいるんですね。事業として成り立っているようです。

     

    商品は、バージンのカーボン素材と同じように

     

    • ミドルファイバー
    • チョップドファイバー
    • 樹脂混紡不織布
    • 100% CF不織布

     

    がラインナップされていて、すでに日本でも ELGカーボンファイバー社のカーボン素材を使っている会社はあるそうです。

     

    2)は、株式会社 JALエンジニアリング 技術部システム技術室 機体技術グループ 井出氏のお話で、CFRP製の機体修理の方法・アルミ製の機体修理との比較などでした。

     

    この話は以前にも聴いたことがあるのですが、今回も具体的な修理例が聴けました。

     

    基本的な修理工程は私が今まで施してきた修理と同じですが、航空機の修理は精度良く、慎重にされています。

    CFRP製航空機の修理は『手間がかかっている』って印象うけますね。

    逆にクルマ関係の CFRP製品の修理はカンタンだとも感じます。

     

    カーボン製の機体はまだ歴史が浅いですから、今後長く使うことで修理品質や劣化のデータが取れますし、修理のノウハウや技術は進歩するでしょうね。

    また、修理技術からのフィードバックで、機体の構造や開発に活かせることも出てくるかもしれません。

    そういった今後の予測・課題的な話もありましたよ。

     

    今回の研究会も 2社から有意義な話が聴けて、カーボンコンポジット業務の引き出し・知識が増えました。

    これからもお客様に貢献しますよ。

     

     

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